そのアンティーク感を出すにふさわしい素材として、同社が見出したのが馬革だ。馬革といえばコードバンをイメージする人も多いだろうが、あえて首周りから前足にかけてのフロント部分に着目。同社の渋木さんはその魅力について、「フロントはよく動かす部分なのでシボが多い。だから染めたときに自然なムラができるんです」と語る。確かに、仕上がりを見ると濃淡のある色味が味わい深い趣きを醸し出している。
「私たちは革本来の質感が大事だと考えています。均一的な色味だけでなく、この生命感ある表情をぜひ手にとって見てほしいですね」。






